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大麻草の起源: 2800万年前、海抜3kmのチベット高原-大昔の花粉から読みとる

2019.05.21
How cannabis came from HIGH origins: Marijuana evolved 10,700ft above sea level on the Tibetan Plateau 28million years ago, study of ancient pollen suggests
written by Yuan Ren from Mail Online

マリファナの起源がついに発見された。それは2,800万年前の海抜10,700フィート(3 km)のチベット高原までさかのぼる。

研究者らが植物の花粉化石を分析したところ、それがヨーロッパ、中国そしてインドへと何千年にも渡ってゆっくりと散在することを発見した。

長い間中央アジアが起源だと知られている大麻草だが、その正確な場所までは今まで謎に包まれていた。

薬としての使用において、考古学的証拠は紀元前2,700年の中国の北西部の近くの新疆(しんきょう)地域までさかのぼる。

米国のバーモント大学が率いる研究者チームは、「アジアにおける大麻草の進化論的で人類に関連する歴史を再構築するため」に、アジアからの155の既存の化石花粉研究を調査した、と報告書で述べている。

大麻草花粉の遺伝分析と化石を見ることによって、彼らは2,800万年前のチベット高原の青海湖の地域にその成長の起源を正確に示した。

彼らは化石のデータをマッピングし、そして最も古くからの花粉化石が紀元前1,960万年のものであり、人類によって栽培されていた可能性が高いことを発見した。また、ヘム作物と果物の種子化石の両方が遺跡でも見つかった。

中国南西部の高原は、ピーク時には海抜14,800フィート(4.5 km)にあり、湖は10,700フィート(3 km)より高い位置にある。

この地域は、アジアで発展した、最初の狩人と採集者のコミュニティと重なっているが、両者の間には関連性がない。

これらの分析をもとに、研究者たちは、地盤が互いに近づくように動く原因となる地球の構造運動により、大麻草が最初にヨーロッパに、次に東から中国に、続いてインドに広まったという証拠を発見した。

大麻草の開花した穂の先端は、大麻ドラッグの製造に使われているカンナビノイドを生成する。

大麻草の起源をたどるのが困難である一つの理由は、大麻草(カンナビス・ヘンプ含む)という植物の葉はあまりいい化石を作れず、後世に残る化石が2つしかないということが挙げられる。

反対に、現在の研究においては、何百もの花粉化石が発見され分析されている。

大麻草は薬として広く知られているが、実際には、その植物繊維を使ったコミュニティに対して、例えば索具や織物を提供するために機能するかもしれない。

絹や糸車とともに発見された炭化大麻繊維は、紀元前5,600年の中国河南省にさかのぼる。

研究者らは大麻草の花粉化石の分析をおこない、
大麻草がヨーロッパや中国、そしてインドへ1,000年間にわたって広まっていたことを示した。
大麻草は中央アジアが原産地であることは以前から知られていたが、
青海湖周辺のチベット高原という正確な位置(地図上に表示)までは謎のままだった。

科学者らはまた、世界の他の場所における大麻草の出現は、人間が大麻草と一緒に移動したことによるのではなく、地殻の構造運動によるものだと考えている。

研究者らの論文での記述によれば、「インドとアジアの間の初期の植物相交雑はプレートテクトニクスによって形成された」とされている。

インドのプレートがアジアのプレートに向かって移動したとき、スマトラとの「ごくわずかな接触」をし(5,700万年前)、続いてビルマ、そしてチベットとの「激しい衝突」があったという(3,500万年前)。

大陸同士の「ごくわずかな接触」が(第三紀)始新世の間、植物相交雑を起こしたのだ。

「大麻草は、複数の用途があるように、人類の歴史やくらしの中で重要な要素となっている。まずはその種子が貴重なタンパク質と必須脂肪酸を提供する」と研究者らは書いている。

食に関連した考古学的証拠は、日本では、紀元前10,000年にさかのぼる。


この記事は Mail Online の記事を翻訳しています。