産業用大麻

「盗んで吸うものではない」産業用大麻栽培農家の訴え

2019.07.11
Industrial hemp farmer sends message to people trying to steal, smoke his crop
written by
Grace Griffaton

産業用大麻を栽培するナーザン・カウフマン氏。
photo/movie by the article

【ヨーク郡ヘラム・タウンシップ=ペンシルベニア州】ヨーク郡の農家は、自身の収穫物である産業用大麻を引ったくり、吸いたいと思っている人たちに向けてにメッセージを送っている。産業用大麻はペンシルベニア州では80年間違法とされていたが、現在では2018年農業法改正の恩恵により、ヨーク郡においても栽培されている。

農家の話では、彼らが育てる作物の中には6フィート(約1.8メートル)を超える高さにまで成長しているものもあるという。それらの見た目やあるいは匂いがマリファナのようであるとしても、それは人々が考えるような品ではない、とナーザン・カウフマン氏は注意を促している。もし人々が彼の栽培物を違法な喫煙用に捉えているのならば、彼は「それは時間の無駄だ」と語る。

マリファナと産業用大麻は同じ種類の植物に由来することは事実だが、実際にカウフマン氏が栽培しているのは後者だ。産業用大麻がマリファナと大きく異なる点は、それがマリファナの親戚である関係性よりも、使われる目的が違うということだ。「産業用大麻の使用目的は繊維で、その繊維は全ての異なる素材になる」とカウフマン氏は説明した。

「産業用大麻は繊維補強コンクリートのような使い方もできる。それは素晴らしいことだ」とカウフマン氏は語る。産業用大麻のTHC含有量は、法律によって0.3%未満と規定されている。「彼ら、若い連中はそれを(盗んで)乾燥させて吸うことができても、それでハイになることなんてない」と彼は補足した。農場には、もしみんながそのことを忘れてしまった時のために、大量の看板が立てられている。『侵入禁止。ここは産業用大麻の畑である。マリファナもTHCもない。吸っても効果なし』と。

この看板は、周辺の10軒の農家に分配されている。「近隣住民によると、子どもが土地に侵入しては1株ほど盗んでいるようだ。何に使うのかはさっぱり分からなかったが、想像通りの使い方だろう」とカウフマン氏は続けた。

2018年農業法の改正は、人々やビジネスに産業用大麻の栽培を許可した。干し草と藁農家を2009年から続けていたカウフマン氏は、この流れにすぐに乗っかることにしたという。

「(産業用大麻を)植えるのにはお金がたくさんかかった。だから割に合う収穫ができることを祈っている。不法侵入などの荒らし行為にかける予算はない。ここの農家コミュニティは周辺住民を信じているし、あの看板が悪さをするのを思いとどまらせるのに役立つといいなと思う」と彼は言った。

彼は1エーカーあたり2〜4トンを生み出すことを期待し、160エーカーの産業用大麻を植えた。「ここは土壌が豊かなエリアなので、ベストな結果を願っている」と語った。また、カウフマン氏は、彼の収穫物は地元のヘンプ製品を製造する加工業者であるRed Lion社で加工されると語った。

ペンシルベニア州でヘンプを育てることができるのは、州農業局から適切な許可を得た農家だけだ。今のところ、農業局が発行できる免許数に上限はない。より詳細を知りたい人は、ペンシルベニア州の産業用大麻プログラムをここでチェックすることができる。


この記事は Fox43 の記事を翻訳しています。